TABLEAU
ABOUT THE PAINTING
PEARL PAINT
FOREST
ANIMAL
LANDSCAPE
MEMORY IN THE FORM
ABSTRACT
DOUBLE IMAGE
ON THE TABLE
REALITY ON ILLUSION
ON AWA-PAPER
INSTALLATION
UTOPIA & 3 PARSPECTIVE
POSITION 2012
MON SEUL DESIR
AICHI GENE TOYOTA
TOUGEN
AICHI GENE AUoA
THE PURE LAND
OTHER
DRAWING
ABOUT THE PAINTING
ON TRACEING PAPER
FOREST
OTHER
OTHER
MIRROR PAINTING
GLASS PAINTING
PHOTO
COLLABORATION
ART
INSTALLATION
POSITION 2012
ポジション2012
絵画や彫刻は物質にすぎないが、その本質はそれを通じて感じる不在の理念の方にある。それを顕すには、作品をつくる側も見る側も、作品に対する奉仕、つまり絶対的な信頼、愛のようなものが欠かせない。そのことは信じる心にのみ現れる「浄土」の考えと共通するのではないか、ならば展覧会会場はさしずめ浄土世界ではないかと考えた。そこで、京都にある浄瑠璃寺の浄土式庭園をモチーフに、浄土世界の入り口をつくろうと考えた。浄瑠璃寺の浄土式庭園は、中央の園池を挟んで日の昇る東に薬師如来を祀った三重塔、日の沈む西に9体阿弥陀如来を祀った本堂で構成されている。薬師如来は人々の現世の苦しみを取り除き、阿弥陀如来は極楽浄土で往生した人を迎え入れる。池を挟んで此岸(現世)と彼岸(浄土)をあらわし、此岸から彼岸を眺めると、池を向いて並んだ阿弥陀の姿は池に映り込み、日の出没まで含めて、庭園は壮大なインスタレーションのようである。それに倣い、入口すぐのエントランスホールを「現世」、通路の向こうの展示室1を「浄土」と設定して相互に眺められるような構成とした。また、その二つを繋ぐ通路を浄土へ通ずる道、「二河白道」とした。展覧会会場全体がまるで浄土のような空間になればと考えた。
NIRVANA (1)
NIRVANA (2)
NIRVANA (3)
NIRVANA (4)
NIRVANA (5)
NIRVANA (6)
通路入り口
STARS
PURE LAND - SUN AND MOON LANDSCAPE (1)
PURE LAND - SUN AND MOON LANDSCAPE (2)
PURE LAND - SUN AND MOON LANDSCAPE (3)
PURE LAND - SUN AND MOON LANDSCAPE (4)
PURE LAND - SUN AND MOON LANDSCAPE (5)
PURE LAND - SUN AND MOON LANDSCAPE (6)
PURE LAND - SUN AND MOON LANDSCAPE (7)
PURE LAND - SUN AND MOON LANDSCAPE (8)
PURE LAND - SUN AND MOON LANDSCAPE (9)
PURE LAND - SUN AND MOON LANDSCAPE (10)
PURE LAND - SUN AND MOON LANDSCAPE (11)
PURE LAND - SUN AND MOON LANDSCAPE (12)
PURE LAND - SUN AND MOON LANDSCAPE (13)
PURE LAND - SUN AND MOON LANDSCAPE (14)
PURE LAND - SUN AND MOON LANDSCAPE (15)
PURE LAND - SUN AND MOON LANDSCAPE (16)
PURE LAND - SUN AND MOON LANDSCAPE (17)
PURE LAND - SUN AND MOON LANDSCAPE (18)
PURE LAND - SUN AND MOON LANDSCAPE (19)
PURE LAND - SUN AND MOON LANDSCAPE (20)
PURE LAND - SUN AND MOON LANDSCAPE (21)
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ポジション2012
絵画や彫刻は物質にすぎないが、その本質はそれを通じて感じる不在の理念の方にある。それを顕すには、作品をつくる側も見る側も、作品に対する奉仕、つまり絶対的な信頼、愛のようなものが欠かせない。そのことは信じる心にのみ現れる「浄土」の考えと共通するのではないか、ならば展覧会会場はさしずめ浄土世界ではないかと考えた。そこで、京都にある浄瑠璃寺の浄土式庭園をモチーフに、浄土世界の入り口をつくろうと考えた。浄瑠璃寺の浄土式庭園は、中央の園池を挟んで日の昇る東に薬師如来を祀った三重塔、日の沈む西に9体阿弥陀如来を祀った本堂で構成されている。薬師如来は人々の現世の苦しみを取り除き、阿弥陀如来は極楽浄土で往生した人を迎え入れる。池を挟んで此岸(現世)と彼岸(浄土)をあらわし、此岸から彼岸を眺めると、池を向いて並んだ阿弥陀の姿は池に映り込み、日の出没まで含めて、庭園は壮大なインスタレーションのようである。それに倣い、入口すぐのエントランスホールを「現世」、通路の向こうの展示室1を「浄土」と設定して相互に眺められるような構成とした。また、その二つを繋ぐ通路を浄土へ通ずる道、「二河白道」とした。展覧会会場全体がまるで浄土のような空間になればと考えた。