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アート
08/29
エントランスホールと展示室を結ぶ通路は、現世と浄土、此岸と彼岸を結ぶ道とした。浄土教に「二河白道」という話がある。
ー西を目指す旅人は河に突き当たります。南北へ果てしなく延びるその河は北は荒れ狂う水、南は燃え盛る炎。その2つがちょうど目の前でぶつかり合っていて、その間に幅わずか10cmほどの白い道があります。後ろからは盗賊や飢えた獣が迫り、絶体絶命の状況。すると、後ろから「進みなさい」と釈迦の声。向こう岸からは「一心に私を信じて来なさい」と阿弥陀の声がします。その言葉を信じて旅人は白道を進み、無事極楽浄土にたどり着きました。 ー
というもの。
 通路脇の闇には獣のオブジェが、入口両サイドには水の河と炎の河の作品を展示した。

展覧会歴

  • 2012年 「ポジション2012 名古屋発現代美術 この場所から見る世界」名古屋市美術館

STARS

 

2008年

サイズ可変

石膏、樹脂、銀泥、針金、木粉粘土、その他

作家蔵