日本語
アート
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山田純嗣
モチーフはレンコンと小魚。なんともシュールな組み合わせだが、当時は既成のものをモチーフにすることについて行き詰まりを感じていた。現実と絵画の対比ということを、写真の滑らかな階調表現と、エッチングの荒々しい絵肌の対比に当てはめて考えていた。そういった素材を手がかりにしていたので、こんなモチーフになったのだろう。でも、この行き詰まりがあったので、次回作への飛躍に繋がった。振り返って見ても苦々しく感じるが、大事な作品だと思う。未発表の作品。

展覧会歴

on the table #168 -lotus root, pond smelt -

 

2001年

44×91cm

印画紙、インタリオ・オン・フォト

ed.1