速水御舟の《炎舞》をモチーフに作った立体を撮影したもの。御舟の描いたぼんやりとした炎の中にある形態を立体化していくうちに、御舟は日本の古典作品に描かれた炎の形式をふまえて描いていたことがよくわかった。また、出来上がった立体は、不動明王などの光背のようなものになった。そして、それをモノクロで撮影したところ、古い仏像などを撮影した土門拳の『古寺巡礼』シリーズの写真のようにもなり、これはこれまま提示しても面白いのではないかと思い、ストレートな写真作品とした。
(09-4) 炎舞
2009年
100×44.7cm
パネルに印画紙、ゼラチン・シルバー・プリント
ed.3
作家蔵
速水御舟の《炎舞》をモチーフに作った立体を撮影したもの。御舟の描いたぼんやりとした炎の中にある形態を立体化していくうちに、御舟は日本の古典作品に描かれた炎の形式をふまえて描いていたことがよくわかった。また、出来上がった立体は、不動明王などの光背のようなものになった。そして、それをモノクロで撮影したところ、古い仏像などを撮影した土門拳の『古寺巡礼』シリーズの写真のようにもなり、これはこれまま提示しても面白いのではないかと思い、ストレートな写真作品とした。
展覧会歴