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アート
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山田純嗣

 長沢芦雪の水墨作品《郡園図屏風》の右隻をモチーフにした作品。原画の墨の筆致や滲みの奔放さはまるで抽象絵画のようだが、そこからヒントを得て、忠実に筆致を再現するよりも、ベースの形態を決めた後は石膏が自然に流れて固まることに委ねて立体を作った。大きい作品のため、左右分けて撮影した画像を連結して一枚の作品としている。そのため視点の中心(絵画の消失点)が2つある。

展覧会歴

  • 2020年 山田純嗣個展「絵画をめぐって 点景」不忍画廊(東京)

(20-3) 群猿

 

2020年

158×361cm

パネルに印画紙、樹脂、インタリオ・オン・フォト、パールペイント

ed.1

作家蔵