ダヴィッドの《マラーの死》をモチーフとしたドローイング。「不穏な作品を」という画廊のリクエストで作った作品のシリーズ。 周辺の描き込みは、原画にはない動物や植物を細密に描き、本来の絵のテーマから離れて近視眼的な観察を促し、一方、原画では中心となる情動的な表現をした部分は空白とし、見るものの記憶や想像で再現させることを試みた。原画のテーマとは違う部分に夢中になったり、何も描かれていない空白をみるという行為から、人は絵の何を見ているのかを問えたらと考えた。
(19-2) THE DEATH OF MARAT
2019年
40.5×30.5cm
BFKリーブ、鉛筆
作家蔵
ダヴィッドの《マラーの死》をモチーフとしたドローイング。「不穏な作品を」という画廊のリクエストで作った作品のシリーズ。
周辺の描き込みは、原画にはない動物や植物を細密に描き、本来の絵のテーマから離れて近視眼的な観察を促し、一方、原画では中心となる情動的な表現をした部分は空白とし、見るものの記憶や想像で再現させることを試みた。原画のテーマとは違う部分に夢中になったり、何も描かれていない空白をみるという行為から、人は絵の何を見ているのかを問えたらと考えた。
展覧会歴