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アート
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マティスの《ダンス》をモチーフにした作品。画中の人物を空白とし、それ以外の部分には、元の絵にはない植物や動物の描写で埋め尽くした。離れて全体を眺めると人物の白いシルエットとグレーのトーンになり、近づいて凝視すると、細部の描写は見えるが、元絵となるマティスの作品の全体像のイメージは失われ、人物の部分は何も描かれていない紙の地であることに気付く。絵画を見るという行為は何を見ているのかを問う作品。

展覧会歴

  • 2016年 「『線の芸術』ドローイング展」不忍画廊(東京)
  • 2015年 「overflow 小野耕石・文谷有佳里・山田純嗣」画廊翠巒(前橋)
  • 2015年 「山田純嗣展 空白の触覚」AIN SHOPH DISPATCH(名古屋)

(15-21) DANCE

 

2015年

31.5×48cm

紙、鉛筆

不忍画廊蔵