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アート
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山田純嗣
雪舟の《天橋立図》がモチーフ。《天橋立図》の時代、日本で水墨で描く山水画は、不特定の景観か、中国の名所といった主題が普通だった。天橋立といった日本の名所は、通常は濃厚な彩色で描かれた。また《天橋立図》では、寺や神社などのランドマークもはっきり明記された絵図のような役割を持ちながら、写実的な側面も持っている。このように様々な要素が入り交じった落ち着きどころの無い絵画である。この落ち着きどころのなさに私の作品との共通点を見出した事をきっかけに作品化した。

展覧会歴

  • 2015年 「山田純嗣展 絵画をめぐって」Bunkamura Gallery
    2015年 「next 信州新世代のアーティス ト2014」伊那文化会館 美術展示ホール(伊那市)
    2014年 「山田純嗣展 絵画をめぐって 理想郷と三遠法」一宮市三岸節子美術館
    2014年 「next 信州新世代のアーティスト」ホクト文化ホールギャラリー(長野)
    2012年 「絵画をめぐって 死んでいるのか、生きているのか」不忍画廊(東京)
  • 2012年 「overflow 櫻井裕子・東条香澄・山田純嗣」画廊翠巒(前橋)

(12-4) 天橋立

 

2012年

89.5×168.5cm

ポリコートパネルに印画紙、樹脂、パールパウダー、ラメ、インタリオ・オン・フォト

ed.1、a.p.1

作家蔵