マンテーニャの《死せるキリスト》をモチーフにした作品。画中の人物を空白とし、それ以外の部分には、元の絵にはない植物や動物の描写で埋め尽くした。離れて全体を眺めると人物の白いシルエットとグレーのトーンになり、近づいて凝視すると、細部の描写は見えるが、元絵となるマンテーニャの作品の全体像のイメージは失われ、人物の部分は何も描かれていない紙の地であることに気付く。絵画を見るという行為は何を見ているのかを問う作品。
(15-18) THE LAMENTATION OVER THE DEAD CHRIST
2015年
66×81cm
紙、鉛筆
作家蔵
マンテーニャの《死せるキリスト》をモチーフにした作品。画中の人物を空白とし、それ以外の部分には、元の絵にはない植物や動物の描写で埋め尽くした。離れて全体を眺めると人物の白いシルエットとグレーのトーンになり、近づいて凝視すると、細部の描写は見えるが、元絵となるマンテーニャの作品の全体像のイメージは失われ、人物の部分は何も描かれていない紙の地であることに気付く。絵画を見るという行為は何を見ているのかを問う作品。
展覧会歴