スペインバロック期の画家スルバランの《ボデゴン》をモチーフにした作品。 一見写実的に見えるスルバランの元絵だが、皿や壺の楕円を見ると視点が様々な角度から見られていることがわかり、バラバラに描いたものを画面上で合成したのではないかと推測できる。そのため、この作品を立体で再現するにあたり、壺の傾きなどを歪ませて作った。 重ねたドローイングには、サンチェス・コターンやヴィレム・カルフ、ヴァニタス画など同時代の他の画家の静物モチーフを描いた。私が最初に作品を作り始めた時(1997年頃の初期作品)に参考にしたのか、これらの静物画だった。
(21-15) BODEGON (STILL LIFE WITH POTTERY JARS)
2021年
46×84cm
パネルに印画紙、樹脂、インタリオ・オン・フォト
ed.2
個人蔵
スペインバロック期の画家スルバランの《ボデゴン》をモチーフにした作品。
一見写実的に見えるスルバランの元絵だが、皿や壺の楕円を見ると視点が様々な角度から見られていることがわかり、バラバラに描いたものを画面上で合成したのではないかと推測できる。そのため、この作品を立体で再現するにあたり、壺の傾きなどを歪ませて作った。
重ねたドローイングには、サンチェス・コターンやヴィレム・カルフ、ヴァニタス画など同時代の他の画家の静物モチーフを描いた。私が最初に作品を作り始めた時(1997年頃の初期作品)に参考にしたのか、これらの静物画だった。
展覧会歴