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アート
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山田純嗣

 ボッティチェリの《春》の足元をモチーフにした作品。
《春》208×314cmのサイズの作品だが、幅はそのままに、画面下80cm部分のみをトリミングして表現した。
花が一面に描かれる様は、中世のタペストリーなどに見られる「ミルフルール」の伝統に共通するが、そこにルネサンスの遠近法が重なり、写実的に展開されている様子に興味を持って制作した。また、画中に登場する神々の姿を脛のあたりで切断して表現することで、背後にある樹木の幹が露出し、原画にはない構成となった。加えて、足のみで表現することで、それぞれのポーズはギリシャ彫刻由来のコントラポストのポーズが取られていることが際立って見え、そのポーズも反復して表現されていることがわかり、とても興味深い。
 

展覧会歴

  • 2021年 「ひみつの花園」東大阪市民美術センター(東大阪)
        (新型コロナウィルス感染症拡大による緊急事態宣言発令のため中止)
  • 2021年 山田純嗣 個展「絵画をめぐって 花と花瓶」AIN SOPH DISPATCH(名古屋)

(21-5) PRIMAVERA

 

2021年

80×314cm

パネルに印画紙、樹脂、インタリオ・オン・フォト

ed.1

作家蔵