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アート
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山田純嗣
リンゴを写した写真の上に、黒インクと白インクによる凹凸版刷りがされている。立体的に見せる写真と、平面的なグリッド状の幾何パターンという対照的な対比によって、観者の視線は虚構の空間に入り込むことを平面的な図像で阻害され、平面的な図像を見ようとすると隙間からのぞく虚構の図像で阻害される。 どのように見るべきか視点が定まらない時、われわれは何を見ようとしているのだろうと問う作品。

展覧会歴

  • 2002年 個展 ハセガワアート(名古屋)

on the table #172 - apples -

 

2001年

24×36cm

印画紙、インタリオ・オン・フォト

ed.1

個人蔵